2010年09月17日

00.社会

8の字公園にごみ箱、子どもの声で実現

市立和歌浦小学校の児童

ごみ箱できて公園がきれいになったよ

お菓子のごみがなくなった。 市立和歌浦小学校の児童からの声で、 和歌山市和歌浦南の片男波公園8の字公園にこのほど、 ごみ箱が3つ設置された。

同公園は同校の児童も、 ぶらんこやキャッチボールなどを楽しんでいる。 以前から、 お菓子の袋などのごみが公園内に散らばっており、 問題となっていた。 公園の端にごみ箱が一つしかないことから、 よく訪れる4年生が、 和歌浦地区地域安全推進員会会長、 玉置成夫さん(73)へ、 「ごみ箱が遠いんちゃう。 遊具の近くに作ってよ」 と要望があったという。

玉置さんは、 20×20センチ、 高さ30センチのベニヤ板で作ったごみ箱を製作。 ごみを分別するために空き缶を入れられないよう入れ口を直径5センチほどにし、 底からごみを取り出せるようにした。 ごみは玉置さんが処理しているが、 ほとんど毎日、 菓子の袋が捨てられているといい、 公園内はすっかりきれいになったという。

玉置さんは 「子どもからごみ箱を作った方がいいという声が上がり、 そういう意識が芽生えたことが素晴らしい」、 4年生の津守稀夕ちゃん(9)は 「ごみ箱ができても、 ちゃんと捨てない子がいる。 せっかく作ってくれたんやから捨ててほしい」 と話している。





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