2010年09月22日

00.社会

牛乳販売店が防犯パトロール

毎日牛乳販売店

車に「防犯パトロール実施中」のステッカーを張って出発

牛乳配達を生かし、防犯パトロールに繰り出そう。県内に100店舗ある毎日牛乳販売店が所属する県毎乳会(田中章三会長)は21日、牛乳配達中に各地域の見回り活動をしようと、防犯パトロールをスタートした。

同販売店は、午前1時ごろから7時ごろまでを中心に、日中も配達活動をしている。県内の店舗には原付と車合わせて約200台あり、約1万8000軒の家庭などに飲料を宅配。主な配達時間が深夜から早朝にかけてのため、今までにも不審者を発見するなど事件の前兆となる現場に出くわすことも多々あったという。

防犯パトロールとして、同じルートを通るという仕事の特性を生かし、地域の変化に目を光らせる。また県内の配達先に、牛乳受けに張りつける「防犯パトロール実施中」と書かれたステッカーを配布し、視覚的な防犯も図る。

この日の出発式は日本酪農協同(株)、県毎乳会、県警本部、和歌山東署から約30人が参加。

県警本部生活安全部、中村冨佐夫参事官は「防犯ネットを張り巡らすことが犯罪抑止に有効なので、官民一体で頑張っていきたい」、田中会長(74)は「少しでも防犯のために役に立てたら」、販売店代表で出発の宣誓をした岩出市南大池の毎日牛乳中川販売店店長、中川文雄さん(63)は 「人が動いていない時間帯なので、異変があれば警察にすぐ連絡したい」 と話していた。





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