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和歌山下津港に初入港した「清龍丸」 |
日本に3隻しかない国内最大級のしゅんせつ兼油回収船「清龍丸」の一般公開が9日、和歌山市の和歌山下津港で行われ、雨の中、県内外から船舶ファンが訪れた。
国交省が平成17年4月に建造した名古屋港湾事務所所属の船。主に海底の土砂を掘る「しゅんせつ作業」を任務としており、今回、同港に初入港した。全長104メートル。船底からの高さは21メートル(アンテナ類除く)で、7階建てビルと同じ程度という。泥は30分で約1700トンを吸い上げる。油回収作業はまだ実施していないが、1時間で約1000トンを回収できる。また防災機能としてヘリポートも備えている。
見学会では会議室、ブリッジ、無線室などを回り、乗組員から設備や仕事について説明を聞いた。徳島からフェリーで訪れた女性2人組は「船が好きで見に来ました。船内はシンプルでかっこいいですね」と話していた。
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