和歌山フラメンコ協会が10周年で式典と祭典

和歌山フラメンコ協会(森久美子会長、 203人)の設立10周年記念イベント 「フェリア・デ・セビジャーナス イン ポルトヨーロッパ」 が10、 11の両日、 和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで開かれた。 情熱的な音楽に合わせ、 華やかなドレス姿の会員70人が噴水前広場でフラメンコを披露。 美しい群舞に見とれ、 カメラを向ける大勢の観客でにぎわった。

創立以来毎年実施している祭りだが、 ことしは10周年を記念し、 一般公募による子どもたちのパレードが初めて催された。 3歳から7歳の11人がドレス姿やアンダルシアンスーツ姿で音楽に合わせて歩くと観客は笑顔。 参加した市立宮小学校1年の梅ヶ辻未来ちゃん(7)と未瑚ちゃん(4)姉妹は、 「楽しかった。 踊りがすごくてびっくりした」 「フラメンコやりたくなった」 と話していた。

また10日は記念式典がわかやま館で開かれた。 仁坂吉伸知事や大橋建一和歌山市長、 岸本周平衆院議員、 世耕弘成参院議員ら来賓も大勢参列し、 「10年の歩みに敬意を表します」 と祝辞を述べた。

同協会は平成13年に 「和歌山で本物のフラメンコを」 と創立。 スペインの一流アーティストの招へい、 公演、 能などの他ジャンルとのコラボレーション、 よさこい祭り参加など多彩に活動している。

森会長は、 「試行錯誤の10年でしたが、 たくさんの方々に支えられ感謝の思いでいっぱいです。 20周年を目指し、 和歌山からクオリティーの高い舞踊家を輩出したい。 そして、 和歌山とスペインの文化交流に貢献したいです」 と話した。