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「幸せにニャ」とたま駅長 |
ことし8月に完成した紀の川市貴志川町神戸の和歌山電鐵貴志川線たまミュージアム(貴志駅)で24日、初めての「にゃん前」結婚式が行われ、親族らのほか、たま駅長、和歌山電鐵の小嶋光信社長など約70人が出席して新郎新婦の門出を祝った。
この日、めでたくゴールインしたのは、大阪市生野区のIT会社経営、玉岡政聡さん(33)と、大阪市鶴見区の毎日新聞記者、水津聡子さん(34)。2人は大阪の高校でクラスメートとして知り合い、以来16年間、交際を続けてきた。同駅での挙式は、水津さんが6年前から3年間、和歌山で赴任中に同鉄道を取材していたことから、「多くの人々の力で残された新駅で挙式したい」と希望し実現した。
式は、駅舎前でたま駅長が見守る中、指輪の交換や結婚の宣誓をした。たま駅長も「ニャー」と鳴いて2人の仲を承認。水津さんは「たま駅で『たまおか』になれました。たま駅長のように周囲の人もハッピーにする家庭をつくります」とにっこり。出席した小嶋社長(65)は「この企画は2人が『貴志川線』を選んでいただいたことと、地域への恩返しです。今後も地域の方々のアイデアで電車を利用してほしいですね」と話していた。
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