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老朽化に伴う紀の川市粉河の市立粉河中学校移転問題で、 移転に反対している市民団体 「粉河中学校の環境を守る会」 は18日、 住民監査請求が棄却された結果を不服とし、 今月末にも和歌山地裁に住民訴訟を起こして市と争う方針を固めた。
この日、 同地区内で開いた会合で決定したもの。 同会は提訴をし次第、 記者会見を開く予定にしている。 地方自治法では、 監査結果を不服とする場合には、 結果通知を受け取ってから30日以内に住民訴訟を提訴する権利があることが定められている。
同問題をめぐっては、 今月2日に、 移転先用地の購入代金約15億円の返還を中村愼司市長に求めた住民監査請求が、 監査委員らの合意により棄却されている。
同会の代表幹事の一人は 「反対派住民から 『がんばれ』 との声や寄付もいただいている。 後には引けない。 訴訟内容に関しては、 弁護士と相談中」 と話している。
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