国際交流協会が20周年記念式典

県国際交流協会(樫畑直尚理事長)の創立20周年記念式典が20日、 和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で行われ、 関係者ら約130人が出席して節目の年を祝った。 式典では20周年記念事業として募集していた 「国際交流に関する絵日記・作文コンテスト」 (応募総数137点)の表彰が行われ、 樫畑理事長から入賞した小中学生15人に表彰状が贈られた。

絵日記で大賞に選ばれた同市立広瀬小学校の加納龍君(2年)は 「ソウルに行って!」 と題し、 ソウルに旅行に行った際に現地の子どもたちと楽しく遊んだ思い出を描いた。 加納君は緊張した面持ちで表彰状を受け取り、 「うれしい。 またソウルに行きたい」 と喜んでいた。

同協会は県民の国際交流や国際理解を推進しようと平成2年11月15日に設立。 同10年からは県国際交流センター(和歌山ビッグ愛8階)の管理・運営を行い、 交流会などさまざまなイベントを通して外国人が訪れやすく住みやすいまちづくりに取り組んでいる。 この日も同会場で 「第5回国際交流まつり」 を開き、 各国の文化紹介コーナーなどは多くの人でにぎわった。

式典で樫畑理事長は 「20年が経過し、 和歌山が本格的に多文化共生社会のために動き始めたという胎動を皆様と共に祝いたい」 とあいさつした。 加納君以外の入賞者は次の皆さん。

◇絵日記【小学校低学年】優秀賞=田中陽菜(和歌山市)【同高学年】優秀賞=榎本汐凪 (同)

◇作文【小学校低学年】大賞=三本琴未(田辺市)▽優秀賞=村田恵菜(すさみ町)【同高学年】大賞=山口真由(海南市)▽優秀賞=澤田楓香(和歌山市)、 筑前優里(同)、 南本春季(同)、 栗本恵未梨(同)【中学生】大賞=太田智也(和歌山市)▽優秀賞=五味智紗(同)、 桑山浩杜(同)、 奥山杏菜(同)、 野口和歌葉(紀の川市)