2010年11月29日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

島精機の島社長が貴志川高校で講演

「仕事とは社会貢献」 と島社長

「仕事とは社会貢献」 と島社長

紀の川市貴志川町長原の県立貴志川高校 (石本全孝校長) は26日、 県高校PTA連合会第1ブロック教育講演会を開き、 (株)島精機製作所 (本社=和歌山市坂田) の島正博社長 (73) が人間科学科生徒150人の前で講演した。 キャリア教育授業の一環として開かれたもの。 島社長は生徒に向けて 「『仕事』 とは、 それを通じて社会貢献すること。 早く自分の進路を決めて夢に向かって頑張ってほしい」 とエールを送った。

講演で島社長は、 会社を設立した24歳当時のことを生徒らに紹介。 当初は事業がうまくいかず6000万円の借金を抱えてしまったことなどを話し、 「経営が行き詰まっても一生懸命働いていると助けてくれる人が現れた」とやる気の大切さを述べ、「いつでも情熱を忘れないでほしい」 などと力強く訴えた。

講演後は質問の時間が設けられ、生徒の「アイデアが生まれる瞬間はいつですか」の質問に島社長は「待っていてもひらめくことはない。いつでも目標を持つことで、例え寝ている時でもひらめくことがある」などと答えていた。

同社は1962年、島社長が和歌山市手平に設立。全自動手袋編機の開発を創業の原点とし、コンピューター横編機製造を中心事業として拡大。1996年には東証一部に上場した。2010年3月期・単体の売り上げ高は295億7200万円、従業員は約1200人。





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