家族のきずな小学生三行詩で黒江小の井口さん文科相賞

家族の大切さなどを考える 「楽しい子育て全国キャンペーン~親子で話そう 家族のきずな・我が家のルール~」 (文科省など主催) の三行詩小学生部門で、 海南市立黒江小学校4年生の井口なみさん (10) の作品が最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。 井口さんは 「受賞を聞いてびっくりした」 と喜んでいる。

文科省と日本PTA全国協議会が共催でこの夏に募集したもの。 全国の小中学生、 保護者、 教職員などから計5万6225点の応募があった。

井口さんの作品は 「自動車の音、 自転車の音、 足音、 わたしにはわかる おかえりなさい」。 井口さんは父、 母、 兄の4人家族で、 それぞれ家に帰ってくる時の音が違うといい、 「みんなが帰ってくるのが待ち遠しい気持ち」 を表現したという。 井口さんは 「自動車の音は優しいお父さん。 自転車の音は一緒に遊んでくれるお兄ちゃん。 足音はいつも面白いお母さん。 4人全員でご飯を食べると、 とってもおいしい」 とにっこり。

時々、 兄とテレビのチャンネル争いでけんかもするが、 家族全員が仲良し。 井口さんは 「来年も応募したい。 家族には元気に育ててくれてありがとうとお礼を言いたい」 と照れながら話している。
表彰式は先月27日に東京の日本科学未来館で行われた。