2010年12月03日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

海南高校科学部がわんぱく公園で研究発表

研究成果を発表する生徒たち

研究成果を発表する生徒たち

海南市大野中のわんぱく公園でこのほど、 県立海南高校科学部による初の研究発表会 「公園からみるふるさとの自然」 があった。

部員8人と来園した52人が参加。 発表のテーマは 「わんぱく公園のトンボ相」 「小野田大池のカワウコロニーの繁殖個体数調査」 「海南市内のツメレンゲ分布調査」 の3つ。

カワウの発表では、 生徒たちは園内の小野田大池は県内でも有数の繁殖地であることから個体数に興味を持ったと説明し、 ある時期に全体数と巣にいる数がともに減った点に着目。 これはひなが生まれて親鳥が餌探しに行くためとし、 子育てが個体数変化に大きくかかわっていることなどを解説した。 ほかのテーマでは、 園内で見られたトンボの種類を全国と比較したり、 ツメレンゲがなぜ黒江に多く分布しているのかについて詳しく紹介した。 また、 後半は県立自然博物館で植物を担当する内藤麻子学芸員が市の自然について語った。

同校2年生の泉嘉人君 (17) と市川研太君 (16) は 「来年ももっと詳しく調べて発表したい」、 1年生の中谷崇人君 (15) は 「次は絶滅危惧種にポイントを絞って調査します」 と抱負を語った。





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