2010年12月09日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

地元農家が母校で米作授業

もみすり精米機を紹介する西川さん

もみすり精米機を紹介する西川さん

紀の川市南中の市立池田小学校 (中西啓子校長、 児童381人) の5年生61人が7日、 社会科の農業の授業で、 地元農家から米作りについて学んだ。 講師は同校の卒業生でもある同市東三谷の西川武志さん (43)。 西川さんは6年前から、 子どもたちに農業を通じて豊かな人間に育ってほしいと田んぼを提供し、 苗植えから稲刈りまでを体験させている。 西川さんは 「今後もさまざまな体験で児童の豊かな心を育んでいけたら」 と話している。

体育館での授業では、 西川さんが農家で使用するもみすり精米機を紹介。 もみを機械に入れ、 玄米にする工程を見せると、 子どもらは興味深く観察し、 米の色や味を確かめた。 また同日、 西川さんの呼び掛けで三洋電機(株) (本社=大阪府守口市) の社員も来校。 児童らは世界で初めて開発された米粉製パン機で、 収穫した米でパンを焼き、 試食するなどして楽しんで学習した。

同校の原田綾乃さん (11) は 「自分たちが育てたお米でパンが食べられてうれしかった」 と話していた。

同活動には県も農業教育推進事業として関わっている。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif