県U―14バレーボール大会

中学生主体の各地区選抜チームが熱戦を繰り広げる第5回県U―14クラブチャンピオンシップ男子バレーボール大会が18日、和歌山市中之島の県立体育館で開かれ、和歌山市選抜が5連覇を達成した。決勝は和歌山市と海草が激突。和歌山市のエース米澤にとっては、小学生の頃の紀の国VBCのチームメートとの対戦となったが、粘る海草をパワーで振り切りセットカウント2―0で快勝した。

◇決勝
和歌山市選抜 2 (25―17、25―22) 0 海草

大会は男子バレーの普及とレベル向上を目指し、県内在住・在学に14歳以下の選手で構成した6地区の選抜チームが参加。3チームずつに分かれた予選リーグ1位の海草と和歌山市が決勝で顔を合わせた。

開始早々、米澤のスパイクで和歌山市が先制すると、海草も三山の強打、楠本(隼)のサービスエースなどで逆転。両チーム一歩も引かないシーソーゲームは中盤まで続いたが、宇治田のサービスエースで和歌山市が17―15と2点差をつけリズムをつかむと、一気にリードを広げ、セットポイントでは米澤のブロックが決まり第1セットを25―17で先取した。

第2セットは序盤から海草が奮起、土井のスパイクや助田のフェイントなどで得点を重ねたが、和歌山市も米澤の高い打点からの力強いスパイクなどで挽回。18―18の同点から
宇治田のスパイク、北、米澤の連続ブロックで和歌山市が3点をリード。24―22で迎えたマッチポイントでも海草のスパイクミスを誘い、第1回から負け知らずのV5を飾った。

和歌山選抜の田中監督は「合同チームということで練習時間が少なかったが、試合の後半は動きも良くなり、まずまずのできだ」とした。米澤主将は「チーム一丸となった勝利だ。決勝は小学生の時の仲間が相手だったけど、絶対負けられないと思った」とほっとした表情がこぼれた。予選結果、入賞メンバーは次の通り。

【予選リーグ】◇Aリーグ=海草2(25―11、25―23)0那賀▽海草2(25―2、25―8)0有田▽那賀2(25―9、25―6)0有田◇Bリーグ=和歌山市2(25―17、25―18)0日高▽和歌山市2(25―13、25―7)0西牟婁

5連覇を飾った和歌山市選抜

《和歌山市選抜》監督=田中文規(高積)▽主将=米澤寛武(明和)▽選手=宮本成哉、森本富幹(以上高積)宇治田樹(河北)細田史紘(日進)鍬初和馬、東方一真、北大輝、福住航基、金田五月(以上明和)

準優勝と健闘した海草

《海草》監督=油谷正之(下津第二)▽主将=土井智矢(同)▽選手=楠本隼士、助田航平、三山友雅、岡典亮、岡室渉、小路貴也(以上下津第二)楠本竜也(加茂川小)