2011年01月04日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

春日神社書き初め会

墨の感触を確かめながら書き初めを披露する中学生 - 春日神社書き初め会

墨の感触を確かめながら書き初めを披露する中学生

約2000年前に朝鮮半島から伝来し、平安時代には紀の国が良質の産地として親しまれた松煙墨を使った書き初め会が海南市大野中の春日神社(三上秀信宮司)で1、2の両日開かれ、小中学生ら780人が上達を願い力作に挑んだ。

訪れたのは市内だけでなく、和歌山市や有田、日高地方のほか家族と共に里帰りした他府県からの子どもたちも多く、これまで最高だった前年の700人を大きく上回る盛況ぶりとなった。作品の題材は自由で、「新しい決意」や「世界の平和」をはじめ「お年玉」や「高校合格」とさまざまな希望が書き表された。

書き初め用の墨汁として奈良の業者から特注で取り寄せた松煙墨は、通常の油煙墨に比べ「すべりがよい」とも言われ、小学生のころから参加している信愛中2年の田中友理さんは「この墨はとても書きやすいです。これからも書道を学び続けていきたいです」と笑顔。また、初参加の海南三中1年の古市真唯さんは「練習より、緊張しました。ことしは小筆の使い方をもっと勉強したいです」と意欲的だった。

審査結果は10日ごろ同神社に掲示し、22日から29日まで参集殿で作品展が催され、最終日の29日には表彰式も行われる。





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