JA県農がココ空きビルに一時移転

昨年5月9日に閉店した海南市日方のショッピングタウン・ココの空きビルに、 県JA中央会・連合会が一時的に事務所を移転させる。 老朽化したJAビル (和歌山市美園町) の建て替え工事に伴い、 工事期間中、 仮事務所として賃借するもので、 2月1日からココの改修工事が始まる。

JAビルは昭和37年の建築。 平成20年12月から21年7月にかけて耐震検査を行った。 立て替えの期間、 事務所を移転させることになり、 事務所をそのまま移転できる広さを持ったココが選ばれた。 ココの建物は海南中央商業協同組合と(株)オークワ、 土地は同組合が所有しており、 JAが仮事務所として賃借する。 7月ごろから約300から350人の職員が海南市で働くことになり、 市街地活性化の機運も高まると期待されている。 期間は平成25年9月ごろまで。 現在のJAビルは旧館5階建て、 新館9階建て。 新ビルは11階建てとなる見込み。

ココは昭和53年3月にオープン。 当初は専門店63店舗でスタートしたが、 不況で10年ほど前から閉店する店が出始め、 平成19年にはビル内のジャスコが退店。 空き店舗の増加に伴い客足が遠のき、 営業を継続することが難しくなり、 昨年惜しまれつつも32年間の歴史に幕を下ろした。