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巨大ひな壇の前で、 ひな祭りの歌を合唱する園児たち |
海南市民手づくりの地域活性化イベント 「紀州海南ひなめぐり」 が1日、 いよいよ始まった。 3月3日までの期間中、 JR海南駅、 同駅前商店街、 黒江川端通りの3会場を舞台に、 ひな人形の展示や、 ひな祭りにちなんだ各種イベントが催される。 初日は同駅でオープニングセレモニーが行われ、 イベントの成功を祈願した。
セレモニーには実行委メンバーや関係者約10人が出席。 地元の中言神社による神事が行われ、 メンバーらが玉ぐしを奉てんした。 続いて日方幼稚園の園児46人がひな祭りの歌を元気に合唱し、 セレモニーに花を添えた。
イベントは、 地元特産の漆塗りのひな人形 「紀州雛」 を使って町おこしをしようと、 市の 「まちづくり・地域おこしリーダー養成研修」 に参加した市民が実行委員となって初めて計画。 昨年秋からイベントで飾るひな人形の提供を広く呼び掛けたところ、 県内各地から約1800体の人形が集まった。
同駅では期間中、 スポンジを使った「モザイクアート」を制作。 約4万個のスポンジを使って、 横3メートル×縦2・8メートルの大きなひな人形の絵を完成させる。 スポンジはイベントに協賛した地元企業から提供されたもので、 慈善金1人10円で誰でも制作に参加できる。
また、 3会場を楽しんで巡回してもらおうと、 道しるべとして民家の軒先など10~15メートル間隔に 「つるし雛」 を約400個設置。 人形が見られる位置 (約60カ所) や飲食店などが載った地図も駅などで配布されている。
東道実行委員長は 「ここまでこられたのは多くの皆さんのおかげ。 古い町並みや歴史のある人形なども飾りました。 ぜひ町を巡ってほしい。 そして町の良いところをそれぞれ発見してほしい」と期待を込めている。
問い合わせは同実行委(TEL080・3840・0740)、または海南物産観光センター(TEL073・484・3233) へ。
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