2011年02月04日

00.社会

本町小が全国交通安全優良校に

賞状と盾を手に喜ぶ交通少年団の女子児童ら

賞状と盾を手に喜ぶ交通少年団の女子児童ら

「第51回交通安全国民運動中央大会」 (全日本交通安全協会主催)が東京都で開かれ、県内から市立本町小学校(山本明広校長)が 「交通安全優良校」 に選ばれた。同小が昭和49年に結成した交通少年団(野村晴一団長)の活動や、地域と協力して交通安全に取り組んでいる実績が評価されたという。山本校長(57)は 「子どもたちの活動が認められたことがうれしい」 と喜んでいる。

同小は昭和40年代中ごろ以降、子どもの交通事故が増加したことで、地域住民らが 「子ども誰一人として交通事故に遭わせまい」 と願いを込め、交通少年団を結成した。毎年5月に入団式が行われ、現在4~6年生の児童20人が活動中。同団は、安全、技能走行や学科テストなど行う「交通安全子供自転車県大会」 には毎年途切れることなく出場し、過去には優勝経験も持つ。

楽しみながら取り組めるよう企画・運営。行事で団員たちは大人と一緒に、低学年の子どもを見守る巡回活動も行っている。

そのほか、子どもセンター活動では、交通安全カルタ大会などで交通安全の基礎知識を学ぶ機会を作り、集まった地域の有志らが早朝から交差点で登校を見送ったり、月に一度、学校教職員、保護者、住民らが子どもの安全を守ろうと巡回にあたるなど地域ぐるみでの活動を広げている。

同団のリーダーで6年生の田村栞那さん(12)と団員の前田奈津さん(同)は先輩に勧められて入団した。自転車大会の練習は少し辛いというが、 「みんなで仲よく交通ルールを学べてる」 とにっこり。2人は 「これからも事故を出さないようにしていきたい」 と気持ちを新たにしていた。

優良校には全国で49校が表彰され、県内では同小だけ。





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