2011年02月09日

00.社会

災害時の外国人支援へ研修会

講師と参加者が意見を出し合った

講師と参加者が意見を出し合った

災害が発生した時、言葉や文化の違いがある外国人を支援できる地域づくりを考える研修会が8日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれた。災害時のボランティア活動や外国人の支援に関心のある人ら約50人が参加。言葉の違う外国人に的確な情報を伝えるためには普段から 「顔の見える関係」 を構築することの大切さなどを学んだ。近畿地域国際化協会連絡協議会と県国際交流協会、県国際交流センター主催。

講師は長岡市国際交流センターの羽賀友信センター長と、柏崎地域国際化協会の清水由美子事務局長。

新潟県の中越地震と中越沖地震の実体験を踏まえてワークショップを展開した清水事務局長は的確な情報を伝えることについて 「言語通訳だけでなく、なぜそう行動するかなどの文化の通訳が必要だ」と説明。その上で言葉の違いという妨げで情報が伝わらないことを防ぐために 「要援護者ではなく、多言語の支援者として協働し合うことが重要。普段から顔の見える関係を構築することが支援につながる」 と話した。

県国際交流協会の増井良造事務局長(62)は「この会が多言語支援の一つのきっかけとなって県内外に広まってほしい。今後も力を入れていきたいと思う」と話していた。





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