2011年02月14日

00.社会

中学生がエコたわしのススメ

丁寧に指導する森西さん

丁寧に指導する森西さん

洗剤のいらないアクリルたわしを作り、環境を考えた活動をしている近畿大学付属中学3年生の森西カンナさん(15)が13日、和歌山市のぶらくり丁内にある交流スペースみんなの学校で、 「エコたわしと私」と題して講演、アクリルたわしの作り方を教えた。同施設の定期イベント 「家庭科の時間です」 の一環。

同イベントは、お茶の入れ方や郷土料理の調理法など生活にかかわるテーマを扱っている。森西さんは、かぎ針で毛糸を編んで作るアクリルたわし(別名エコたわし)に2年前に出合い、近所や知り合いなど身近な人に広めている。現在は、JR海南駅の一角のコーナーなどで販売され、エコの輪はますます広がりをみせている。この日、家族連れなど約20人が参加した。

森西さんは講演で、祖母にもらった本がきっかけでエコたわしに興味を持ったことに触れ、 「洗剤を使わなくても、茶渋もきれいに落ちます。ほこりなんかも取ってくれます」 と長所をPRした。参加者は、森西さんが書いた編み方の手順を見ながら、ピンクや緑の毛糸を使って3色のエコたわし作りに挑戦。森西さんは実演しながら、丁寧に指導していた。

森西さんは 「緩く編むと乾きにくいから、工夫して作っています。みんなも作ってみて、どのくらい落ちるのか体験してほしい」、市立太田小学校5年生で、編み物クラブに入っている芝﨑里咲さん(11)は 「エコたわし知らなかった。なかなか難しいから、森西さんは上手に編めてすごい」 と話していた。





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