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第8回大会までは県庁前スタートで行われた |
会場変更は交通規制がネック
県スポーツ課によると、過去の開催地が和歌山市となっている経緯については「交通規制の問題」 を第一に挙げる。
県としては、ほかの市町村開催の検討はしているが、これだけの大がかりなイベントを開催するのは県警の協力なしには成り立たず、持ち回りでの開催は困難という。また、和歌山市以外の自治体からの開催地立候補が挙がらない現状もあり、県の中心にあたる田辺市選手団は、「開催は特に和歌山でも田辺でもいいのでは」と冷静な反応だ。
過去9回の反省点を顧みると第1回大会でマリーナシティの敷地内を3周走るコースを設けたが、周回を誤認。第2回コースから現在の逆走コース(県庁前スタート地点)が採用された。昨年は選手間に中継車が1台入るというハプニングが発生。今回は車両会議で入念に確認を取っているという。
代表1チームという規定がある同大会だが、今後は選手規模が多い和歌山市などを2分割する方法を検討していくのも課題の一つ。
単純に人口だけで計算すると和歌山市だけで県内の4割近くを占めることになり、分母の大きさが指摘されている。これは、この大会が受験シーズンと重なり、実際には参加できない選手もいることを考えると、選手層が厚いということが大きなメリットにもつながるという。
和歌山が他府県に先駆けて実施しているジュニア駅伝は近畿圏内にも浸透し、現在は奈良県でも開催されている。
今回は10回記念として、大会当初から監督、コーチで携わった人に表彰状が贈られる。
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