2011年02月23日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

埋却された12万羽を供養

埋却地で手を合わせる中村市長ら(市提供) - 埋却された12万羽を供養

埋却地で手を合わせる中村市長ら(市提供)

紀の川市貴志川町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で、中村愼司市長や市職員らは21日、殺処分した鶏の埋却現場を訪れ、犠牲になった約12万羽に花と線香を手向けて供養した。合わせて120人が派遣された市職員らは、防疫措置が完了し、安堵の表情で業務に復帰している。

第一陣の職員は次々と鶏が殺処分される状況に「かわいそうで心が痛んだ。また、養鶏場の再開まで長い時間がかかることを考えると、経営者のことも心配になり頭に浮かんだ」と振り返る。応援要請で来た自衛隊に対しては「私たちは8時間だったけど、隊員は20時間も働いてくれ感謝しています」。派遣された市民部国保年金課主事の和泉真人さん(30)は「『市民のために、誰かがせなあかん』という気持ちでした。早期にめどがついて良かった。これ以上被害が拡大しないように願うばかりです」と話していた。

22日には市役所で、中村市長が現場に派遣された職員に「よく頑張ってくれました」とねぎらった。埋却現場には、紀北家畜保健衛生所長名義で3年間の発掘を禁止する立て看板が設置されている。





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