2011年03月04日

00.社会

加太小児童が新しい観光マップ作製

マップをPRする5年生

マップをPRする5年生

地元を元気にしようと、全児童143人でまちづくりに取り組んでいる和歌山市加太の市立加太小学校(堀優子校長)はこのほど、5、6年生が地元の観光スポットを紹介する 「加太淡嶋温泉てくてくマップ」 をリニューアルした。加太観光協会(利光伸彦会長)の依頼で作ったもので、2万部を発行。現在南海加太駅のほか県、市の観光課、淡嶋神社に設置。今後、南海和歌山市駅やJR難波駅などに設置を呼び掛けて、PRしていく。

マップは平成16年に同様に観光協会が加太小に依頼して作ったが、すでに閉まっている店もあるなど様変わりしたため、現状に合わせてアレンジ。総合学習の時間を活用して取材を重ねてきた。印刷紙はモスグリーンの紙を使い、明るいイメージに仕上げた。

表紙は元々の地図をベースに6年生が 「友ケ島 大砲跡が 残ってる」 「海と山 魚と草の 加太の町」 などの句を添えた。裏には、加太駅を出発し淡嶋神社までのウオーキングポイントをすごろくに見立てて説明している。中心になり作成した5年生は、友達同士で夏休みごろから、地域の人から情報収集や観光スポットを足を運び、地元を徹底的に調べてきた。

加太駅にある鬼瓦とんがり が平成7年に取り外され今はホームの中にあること、淡嶋神社への道しるべが 「左阿王満道(ひだりあわしまみち)」 と書かれていること、大きな木が切られた阿弥陀寺には 不動 がいることなど、それぞれ絵と共に分かりやすく説明も書き換えた。制作を振り返り児童たちは口をそろえて 「知らなかったことがいっぱい知られてよかった」と満足げ。5年の斉藤麻伊さん(11)は 「観光に来た外国人とかいろんな人に知ってもらい、行ってみてほしい」 と笑顔で呼び掛けている。

まちづくりで1、2年生は加太駅から淡嶋神社までの道しるべとなるアジサイを設置。3、4年生は案内やまちの見どころを描いた看板を作っている。看板の設置は順次行っている。





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