旭学園に71万円、匿名で寄付

和歌山市冬野の児童養護施設市立旭学園に7日、匿名で現金71万円が届けられた。封筒の宛名には 「旭学園後援会長様」 と明記され、 「寄付金」 と書かれた手紙が添えられていただけで差出人は不明、メッセージもなかった。ことしに入り全国で話題になったタイガーマスク運動だとみられる。

同学園などによると、同日午後5時ごろ、呼び鈴が鳴ったので職員が正門に出たところ、郵便受けに入っている封筒を発見。バイクで走り去る人の姿を目撃したという。

同学園には1月12日にカラーマーカーが届けられて以降、これまで3回に渡りサッカーボールや現金(3万円)などが届けられている。

旭学園後援会は、入園している子どもたちの大学進学費用を積み立てる機関として実在しており、同学園では「内部の事情に詳しい人なのかも」 と推測。使い道は 「寄付者の意図も踏まえつつ、市と協議したい」 としている。