2011年03月17日

00.社会

紀三井寺で初午大投げもち

初午の恒例行事「大投もち」で大小5000個の福もちがまかれた

初午の恒例行事「大投もち」で大小5000個の福もちがまかれた

初午(はつうま)の16日、和歌山市の紀三井寺(前田孝道貫主)で恒例の 「初午福つき大投もち」 が行われた。平日にもかかわらず、大勢の参拝客が無病息災を願うとともに、福もちを求めて訪れた。

開始前に前田泰道副住職が 「東北地方で地震があり、もち投げを行うかどうか迷ったが、亡くなった人を供養する意味でも実施します。頂いた福を被災地にも届けてください」 とあいさつ。用意された大小約5000個の福もちが福男8人の 「厄をはらって福を授かりましょう。そ~れ!」 という掛け声とともに一斉に宙を舞った。食紅で 「福」 と書かれた特大のもちにはたくさんの手が伸びて、取り合いになっていた。

昭和28年に有田地方で水害に遭ったという女性(72)は 「お参りがてら(もち投げに)参加しました。被災者の気持ちを思うと...。もらった福を募金など違った形で被災地に送りたい」 と話していた。





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