海南の柿本神社で福もち作り

海南市日方の伊勢部柿本神社(塩﨑博司宮司)で10日、豊作を祈願する「春祭」が行われる。8日にはもちまきで投げる福もち作りが行われた。

農作物が豊作となるように願う予祝行事で、家内安全なども兼ねている。用意されたもち米は2石(約350キロ)。毎年約600人の参拝者があり、市内では比較的盛大なもちまきという。

この日は氏子ら約50人が、もち作りに専念した。今回は東日本大震災で被災した人たちにも「福」を届けようと、直径約30センチの大判に「東日本復興祈願」と朱文字を入れたものも用意。10日午後1時から春祭神事と震災の復興祈願を行い、3時半からもち投げが始まる。同神社は「もち投げに参加して、福を持って帰ってもらえれば」としている。