|
|
投票箱を設置する職員(9日、大新小で) |
統一地方選前半戦の県議選は10日、投開票が行われ、即日開票される。東日本大震災の被災者に配慮するなど自粛ムードが漂う選挙戦となり、各陣営の「お願いコール」も例年と比べややトーンダウン。大きな争点もなく終始低調ムードとなり、投票率に注目が集まる。定数15に対し、17人が立候補している和歌山市選挙区では、10日午後11時ごろに大勢が判明する見通しだ。
市選挙区の過去の投票率は、平成11年が59・39%▽15年は54・43%▽19年は50・12%と50%台で推移しているものの、低下傾向にあり、県政への無関心が広がっていることが分かる。
今回の選挙は、自粛ムードと昨年夏から断続的に選挙が続いたため、有権者に「選挙疲れ」が見え隠れするなど、投票率は前回とほぼ同じか、下回る可能性もあるとの見方が強い。前回の最下位当選者の得票数が6671票で、今回の投票率が50%前後であると予想すると、当選には最低でも7000票前後が必要になってくるだろう。
9日には市選挙管理委員会が、市立小学校の体育館など102カ所で投票所を設営した。大新小学校体育館では市の職員が記入台や投票箱を手際よく設置し、10日の投票日に備えた。
投票は、一部地区を除き午前7時から午後8時まで。開票は市内手平の和歌山ビッグホエールで9時半に始まり、10時45分に50%、11時に90%の票が開き、11時半に開票作業が終了する予定となっている。
期日前投票者数は、和歌山市選挙区が前回(平成19年)に比べ1・39倍の1万4241人、紀の川市は同0・89倍の5591人。有権者数は3月末現在、31万2883人(男14万6390人、女16万6493人)。
|
02.政治・経済 - 同カテゴリの記事
|