ＪＡながみねデイサービスセンター竣工

JAながみねデイサービスセンター(通所介護事業所)の竣工式が25日、海南市且来の同施設で行われた。同JAの経営理念の一つ「ふれ愛を通じた元気なまちづくり」の一環で、県内ではJA紀北かわかみに続いて2カ所目。5月9日にオープンする。

竣工式でテープカットする関係者ら

式には、同JAの菖蒲奥典侑組合長をはじめ神出政巳市長、中央会から川端敏郎常務ら約60人が出席した。オープニングセレモニーでは、菖蒲奥組合長ら関係者6人でテープカットし、菖蒲奥組合長は「介護サービスをさせていただく上で、笑顔・元気・温もりの三つの願いを基本とし、その人らしく生きることを支援していきたい」とあいさつ。来賓祝辞に続いて、工事関係者らに感謝状が手渡された。最後に同JAの岡本眞和代表理事が「経験豊かな高齢者が地域とかかわりあい、いつまでも元気に生きていけるような施設を目指したい」と締めくくった。

同施設は鉄骨平屋建て。敷地面積約1925平方メートル、建物面積約667平方メートル。事業費は1億2500万円。一日20人までの介護保険認定者が利用でき、浴場やカラオケルームなども備え、集団レクリエーションなどが楽しめる。

これまで同JAで運営してきた訪問・居宅介護事業も同施設に移管して介護保険事業を統合させ、より柔軟なサービスの提供ができるようになった。設計は県農業協同組合連合会。建設は三友工業(株)。平成22年12月1日に工事着手、ことし3月25日に完成した。