2011年05月09日

03.スポーツ

高典塾・植田が雪辱V 空手道選手権

高典塾・植田が雪辱V 空手道選手権

健闘した塾生の皆さん

第9回全日本セーフティ空手道選手権和歌山大会がこのほど、 御坊市立体育館で開かれ、 ニッケンスクール高典塾(浦口高典塾長)の植田響(17)の男子高校の部優勝をはじめ、 塾生が輝かしい成績を収めた。

大会は、 小学生3部、 中学生、 高校生、 一般有級、 同有段の部、 女子は小学、 中学から一般の部で争った。

男子高校生の部で昨年準優勝だった植田は、 雪辱を胸に挑んだ決勝で接戦を展開。 ワンツーを主体に試合を進め、 序盤から主導権をつかみ3―0とリードを広げたが、 日本拳法とは違う慣れないルールから序々にリズムを崩し、 試合はサドンデス方式の延長戦に突入。 「あきらめずに戦えた」 と振り返る植田は、 ここでも持ち味のワンツーを繰り出し、 見事優勝を決めた。 植田は 「最後まで日本拳法で戦って勝つことができた。 今後は立ち技の間合いを練習したい」 と優勝の喜びと今後の課題を述べた。

小学生5、 6年生の部で準優勝と健闘した坂口宙武(10)は 「攻めるとすぐに反撃された」 と決勝戦の相手の強さを痛感。 反省点としてスピードアップを課題に挙げ、 「人の何倍も練習して強くなる。 来年こそ優勝」 と意気込んだ。

中学生の部に出場した有本光之介(12)は、 初戦で敗れたが敢闘賞に輝いた。 序盤から相手にペースを奪われ、 終了間際に盛り返したが間に合わず、 涙をのんだ。 「力が入って普段通りの戦いができなかった」 と唇をかみ、 「来年は優勝を狙って頑張りたい」 と話した。

同部で3位に入賞した和氣史弥(13)は、 ルールの違いに悪戦苦闘。 大会前の練習不足も響き、 準決勝で敗退した。 和氣は 「今回の大会で得た経験を生かして、 来年は優勝を狙う」 と意欲を見せ、 「強い相手と実戦的な練習に取り組んでいきたい」 と話した。

一般有段の部で準優勝の田邉万規同塾指導員(39)は塾生に勢いをつけるために試合に臨んだ。 「年齢も決して若くないが、 意地を見せつけた」 と粘り強さでつかんだ入賞を振り返る。 今夏に大阪府で開かれる日本拳法道場交流会で現役引退する見込みで、 「夏も意地を見せたい。 いい思い出になれば」 と笑顔で話した。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


03.スポーツ - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif