2011年05月11日

00.社会

9年連続100撰ならず ジャズマラソン

ジャズマラソンの愛称で親しまれている 「和歌浦ベイマラソンwithジャズ」 (和歌山市主催)がマラソン雑誌 「ランナーズ」 の平成22年全国ランニング大会100撰に漏れたことが分かった。 昨年まで8年連続で選ばれていたが、 ことしは選出されなかった。 理由などは公表されていないが、 スポーツ振興課の担当者は 「参加者が多く、 道路の渋滞もあるなど複合的な要素があったのか...」 と落胆の色を隠せない様子だ。

100撰は今回で14回目。 毎年同誌5月号で発表される。 平成22年中に開かれた全国の大会を対象に、 参加者がインターネットで評価する企画。 今回、 近畿では福知山マラソンなど9大会がランクインし、 県内の大会は一つも選ばれなかった。

同大会は、 風光明美な和歌浦周辺にハーフや10キロなどのコースを設定。 ジャズの演奏を聴きながら走ることができるため、 全国各地や海外からも参加者が集まるなど市を代表するマラソンイベントとなっている。

ただ、 ことしは人数制限をしなかったために参加者が過去最多の1万3718人になり、 会場の収容力を超えていた。 そのため、 周辺では渋滞が発生するなど難しい大会運営を強いられる格好となった。 また、 ハーフを雑賀崎や新和歌浦などを通るコースに変更。 コース自体は好評だったが、 同課は 「距離表示などが足りなかった。 反省点です」 と振り返る。 100撰に選ばれなかったことについて、 「本当に面目ない。 ことしの大会に向けて反省点を生かしたい」 と話していた。

市役所の男性職員(35)は 「素晴らしい大会であることに変わりはない。 大会が大きくなれば有名税を引かれるというか、 評価が厳しくなるんでしょう」 と話した。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif