2011年05月16日

03.スポーツ

智弁が箕島に惜敗 近畿高校野球県予選決勝

1回裏、2点目の本塁へ生還する道端

1回裏、2点目の本塁へ生還する道端

春季近畿地区高校野球県予選は15日、 田辺市民球場で決勝戦が行われ、 智弁が箕島に3―4で破れた。 箕島は19年ぶり10回目の優勝。 箕島は28日、 大阪府の舞洲ベースボールスタジアムで開かれる近畿大会に出場する。 組み合わせ抽選会は17日。

箕島
0310000004
2001000003
智弁
〔箕〕 川口―中谷 〔智〕 古田、 宮川―道端▽3塁打=沼倉(智)

春の全国選抜大会ベスト8の智弁は、 決勝戦で古豪箕島と激突した。 智弁打線は初回、 2死から山本、 道端の連打で1、 2塁とし、 続く中村の打球を左翼手が失策。 山本に加え、 1塁走者の道端も一気に本塁を突き2点を先制した。 2回に、 1死満塁のピンチを迎えると、 痛恨の四球で押し出し。 さらに単打を2本浴び逆転を許した。 なおも1点を失った智弁は4回、 2死2塁から、 沼倉が中越えの3塁打を放ち1点差。 その後も6、 7、 9回と3塁に走者を進めたが、 あと1本が出なかった。

智弁の先発古田は初回を3者凡退に打ち取り、 チームに流れをもたらす順調なスタートを切ったが、 2回はコントロールが定まらず、 3失点でマウンドを降りた。 その後を受けた宮川も走者をためる苦しい投球だったが、 9回までを1失点と粘りの投球でゲームをつくった。 守備ではボールが手につかずチーム全体で失策5を記録。 失点の原因を自ら招いたかたちとなった。

中村恒星主将は 「エラーが多く、 チャンスで打てなかった。 守備面を鍛える必要がある」 と振り返った。 髙嶋仁監督は 「エラーがピッチャーの足を引っ張った。 ボールの見極めなど夏までの課題が見えた。 本番に向けて修正したい」 と話していた。

準決勝の結果は次の通り。

〔14日、 同球場〕
◇準決勝
箕島
31310210011
0000101002
南部
〔箕〕 小菅―中谷 〔南〕 畑木、泰地、左巴、林―升崎▽本塁打=中尾(箕)▽3塁打=山下(箕)▽2塁打=中尾、 小菅、 山下(箕)

智弁
1010000035
1001000002
向陽
〔智〕 上野山、 土井、 蔭地野―道端〔向〕 東山拓―津村▽2塁打=嶌、 山本、 川崎、 平岡(智)辻岡(向)





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