2011年05月16日

00.社会

萩野谷さん夫妻 和歌祭の「御船歌」で結婚祝う

荻野さん夫妻 和歌祭の「御船歌」で結婚祝う

蘇理さん左らが御船歌で祝福した

和歌山市和歌浦中の玉津島神社で14日に行われた神前結婚式で、和歌祭唐舩御船歌(とうぶねおふなうた)連中のメンバーが御船歌で新郎新婦の門出を祝った。

式を挙げたのは、県立紀伊風土記の丘の学芸員、萩野谷正宏さん(37)と久美さん(33)。

御船歌は和歌祭の練り物の一つ「唐舩」でうたわれた歌で、作年30年ぶりに和歌祭で復活した。御船歌が結婚式で披露されたのは初めて。

正宏さんの元同僚で、御船歌復活の中心となった県文化遺産課の蘇理剛志さん(34)が2人の結婚を知り、「これはみんなでお祝いしなければ」と計画した。元和歌祭保存会メンバーや和歌山大学の学生、県民謡連盟の有志らでつくるメンバー15人がはっぴ姿で登場。太鼓やほら貝の音色とともに、「端唄」「せり唄」「やれ節」の結婚式に合う3曲を披露した。歌には和歌の浦の名所や情景とともに「雛鶴のつがい」「高砂」などのめでたい言葉が歌い込まれ、境内には朗々と力強い歌声が響いた。

正宏さんは、「記念となる日に伝統のある場所と歌で祝ってもらい、これほど幸せなことはありません。2人で人生の船出も大きくこぎ出していけそうです」と幸せいっぱいに話していた。





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