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今年度からサービスが始まった安全ベスト |
一般社団法人日本自動車連盟(JAF、田中節夫会長)は本年度から、救援作業時の依頼者の安全確保のために、昼夜問わず高い視認性を持つ、高視認性安全服(安全ベスト)を依頼者に着てもらうサービスを行っている。
JAF和歌山支部によると、前年度の県内出車件数は991件で、依頼で最も多いのはタイヤのパンク。次いでガス欠、事故となっている。パンクやけん引の処理には、10分から15分ほど時間がかかり、全国ではその間に二次的事故が発生したケースもあるという。これらの救援作業中の事故を避けようと、平成13年6月から救援作業車に加えて 「後方警戒車」 の配備を実施しているが、さらに安全を確保するため今回、安全ベストを導入した。
安全ベストは県内で16着用意。レッカー車1台につき2着を完備している。自動車に常備・搭載が義務づけられているフランスなどで使われている欧州工業品規格 「EN471」 に準拠したものを採用している。
依頼者に安全ベストを着てもらうのは主に高速道路だが、交通量の多い国体道路や紀の国大橋でも着てもらう。このサービスは全国的に評判もよく、 「安全に気を使ってくれてありがとう」 という依頼者もいるという。ロードサービス隊基地班長の坂昭宏副主事(40)は 「自分の身を守る安全のために、着用に協力してもらいたい」 と話している。
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