2011年05月18日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

洪水対策へ着々 岩出市の住吉川で工事

洪水対策へ着々 岩出市の住吉川で工事

工事が進む住吉川

洪水対策のため、 県は平成6年から18億円かけて岩出市の南北を流れる住吉川の拡幅工事を進めている。 和泉山脈を源流とする約5・2キロの川で、 相谷川、 原川、 居家川などと合流。 下流部では、 昨年11月の集中豪雨で氾濫し浸水被害 (床上3戸、 床下18戸) が出た吉田地区の用水路ともつながっており、 県は 「できるだけ早期に工事を進め、 吉田地区を含む川沿い地区の洪水対策につながれば」 と話している。

先月末には、 昨年9月から改修してきた約600メートルへの流水が開始された。 現在堤防の工事を進めており、 完成すれば流せる水量が毎秒20トンから170トンまで増加し、 氾濫の危険性が大幅に改善される。 今後は国道24号線南側の残り約700メートルの完成を目指し事業を進める。

県では住吉川の約3キロを改修する予定で、 現在までで着工しているのは、 今回の事業分を含めて1キロ程度。 河川は道路より事業予算が少ないのが現状で、 ことし3月にあった河川整備計画の会合で県は 「計画が完了するまでおおむね20年」 と説明している。

吉田地区に実家がある男性 (30) は 「家を購入する際にも実家付近は浸水が怖いので避けた。 周辺より低い土地柄なので仕方ないとも思うが、 早い対策を願っている」 と話している。





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