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工事が進む住吉川 |
洪水対策のため、 県は平成6年から18億円かけて岩出市の南北を流れる住吉川の拡幅工事を進めている。 和泉山脈を源流とする約5・2キロの川で、 相谷川、 原川、 居家川などと合流。 下流部では、 昨年11月の集中豪雨で氾濫し浸水被害 (床上3戸、 床下18戸) が出た吉田地区の用水路ともつながっており、 県は 「できるだけ早期に工事を進め、 吉田地区を含む川沿い地区の洪水対策につながれば」 と話している。
先月末には、 昨年9月から改修してきた約600メートルへの流水が開始された。 現在堤防の工事を進めており、 完成すれば流せる水量が毎秒20トンから170トンまで増加し、 氾濫の危険性が大幅に改善される。 今後は国道24号線南側の残り約700メートルの完成を目指し事業を進める。
県では住吉川の約3キロを改修する予定で、 現在までで着工しているのは、 今回の事業分を含めて1キロ程度。 河川は道路より事業予算が少ないのが現状で、 ことし3月にあった河川整備計画の会合で県は 「計画が完了するまでおおむね20年」 と説明している。
吉田地区に実家がある男性 (30) は 「家を購入する際にも実家付近は浸水が怖いので避けた。 周辺より低い土地柄なので仕方ないとも思うが、 早い対策を願っている」 と話している。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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