海南海草の食品衛生向上で３施設と９人表彰

海南海草食品衛生協会、 海南海草調理師会の合同総会が23日、 紀美野町菅沢の 「公共の宿かじか荘」 で開かれ、 食品衛生の向上に努めた3施設と9人を表彰した。

式には両会員、 来賓、 関係者ら約60人が出席。 同地域では2年前に食中毒が1件あったものの、 それ以降は発生していない。 食品衛生協会の前田洋三会長は、 焼き肉チェーン店の生肉販売による集団食中毒が世間を騒がせていること、 「紀の国わかやま国体」 (平成27年) では多くの来客が見込まれることから、 「食の安全性の確保をより一層強めていかなければならない」 と参加者に呼び掛けた。

優秀施設表彰を受けた海南市沖野々で精肉店を営む小田一也さん (49) は、 「初めて受賞しました。 これからさらに衛生面に気を付けていきたい」 と話していた。 受賞者は次の皆さん。

【優秀施設表彰 (海南保健所長・食品衛生協会会長) 】小田精肉店 (海南市) ▽あっちゃん (同) ▽かどや (同)

【優良従業員表彰 (食品衛生会会長) 】江原幸代 (かじか荘) ▽井尾稔 (たまゆらの里) ▽田端峰子 (田中屋) ▽池田敦郎 (銀鈴) ▽鳥居宏彦 (中野BC(株))

【優良調理師表彰 (調理師会会長) 】小川和美 (かじか荘) ▽山下勝 (和み) ▽東智恵子 (あづまや旅館) ▽持田幸子 (かどや)