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有料化はごみ減量につながるか |
岩出市がごみの減量に向けて来年度からの実施を検討しているごみ処理の有料化に対し、 市民から待ったの声が上がっている。「市のごみ問題を考える会」(楠本一郎世話人代表)は6月4日午後1時半から、 同市山のサンホールで 「有料化を考える集い」を開き、 同会世話人の清水康夫さん(65) らが市民目線で調査したごみ処理行政について報告する。
ごみ処理の有料化は全国的に進んでおり、 国の調べでは全市町村の52・9% (平成18年現在) が実施している。 市の有料化については昨年度2回、 学識経験者ら17人でつくる審議会で議論されたが、 清水さんは 「市民の了解を得ずに有料化の議論は間違っている。 市民と行政が一緒になって減量化に取り組むべき」 と訴える。
同市根来にあるクリーンセンターは県内初のガス化溶融方式を採用し同20年に竣工。 一週間あたり420トンのごみ処理が可能。 現在は家庭ごみ、 事業系ごみ合わせて一週間で280トンを処理している。
センターの関係者は 「炉は数十年後の人口増加などを加味して設計されており、 ごみの量が処理能力を超えることはまずない」 とするが、 「有料化で市民にごみ減量の関心を持ってもらうことで、 結果的に炉の寿命延長にもつながり、 市民のためにもなる」 と話している。
県内9市のうち無料なのは岩出、 和歌山、 海南 (粗大ゴミ有料) の3市。 有料化を考える集いに関する問い合わせは楠本代表 (TEL0736・63・0182)。
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