2011年05月31日

00.社会

9月1日 南海電鉄が新型サザン投入

9月1日に営業運転を開始する新型特急サザン12000系(南海電鉄提供) - 9月1日 南海電鉄が新型サザン投入

9月1日に営業運転を開始する新型特急サザン12000系(南海電鉄提供)

南海電鉄(株)(本社=大阪市中央区、亘信二社長)は、新型特急サザン12000系の営業運転を9月1日に開始すると発表した。車両の愛称は「サザン・プレミアム」。関西の大手私鉄で初めて乗降口に防犯カメラを設置し、4号車は着替えや荷物置きに活用できる多目的室とするなど、より安心安全に配慮した快適な移動空間を提供する。


同社は新車両導入のため、女性社員160人を対象に「特急に設置してほしい設備」についてアンケートを実施するなど女性の意見を多く取り入れた。

その結果を最も反映したのが、4号車の多目的室だ。赤ん坊が泣いたときに対処できるように授乳部屋として活用したり、家族連れや女性一人で安心して乗車できるように幅広の室内とした。着替えや荷物置き場としても使える。

座席は、ヘッドレストが頭部を包み込むような形状で、リクライニングしたときに後ろからの視線が気にならないように配慮。各車両乗降口付近に防犯カメラ2台を設置し、大手私鉄としては初めて天井にウイルスの作用を抑制するプラズマクラスター技術を搭載した。効率よく電力を使う制御装置(VVVFインバータ)の採用や車両の軽量化による節電効果もあり、年間約440トンの二酸化炭素削減効果も期待できる。このほか、パソコンなども使用できるようにAC電源、無水小便器なども設置した。

車両の外観は現在走っているサザン10000系と同じ銀色をメーンに使用し、青の横ラインが目を引くデザイン。9月1日に8両を投入し、南海線(南海本線、和歌山港線)で運転する。1編成(4両)で242席。指定券はこれまでと同じ500円。

同社は「通勤だけでなく、レジャーや買い物での利用を促進し、すべてのお客様に快適な輸送サービスを提供したい」としている。





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