2011年06月05日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

来年公益社団法人へ 海南市シルバー人材センター

海南市シルバー人材センター

あいさつする緒方理事長

海南市シルバー人材センター (緒方信弘理事長、 会員157人) はこのほど、 同市下津町下津の市民交流センターで通常総会を開き、公益社団法人への移行、本年度事業計画案など6議案を審議し、いずれも可決した。

総会には会員74人、委任状の代理出席45人の計119人が参加。式では、緒方理事長(63)が「現在の困難な情勢において、知恵、助け合い、情熱を持つことが何より大切。長年の技術を生かし、地域のお役に立つぞという気持ちと奉仕精神を忘れず、本年度も頑張りたい」とあいさつ。

公益社団法人への移行は、平成18年6月に公布された「公益法人制度改革」に伴うもので、同20年12月から同25年11月末日までの期間に、「一般社団(財団)法人」「公益社団(財団)法人」「解散」へ移行しなければならない。県シルバー人材センター連合会では、みなべ町などですでに移行を終えているセンターもあり、順次移行していく方針。

同センターでも、活力ある高齢者社会を支える地域の中核組織として、これまでの公益事業を継続して推進するため、来年4月をめどに移行する。これにより税の優遇措置、社会的信用の向上などのメリットがある。一方、事業活動の制限や事務負担増などデメリットもあるが、議案は反対なしの賛成多数で可決された。緒方理事長は「これまで通り、公益事業をより進めていきたい。今後は県と協議しながら移行期間終了までに公益社団法人化したい」と話した。

また、緒方理事長は東日本大震災にも触れ、一日も早い復興を願い、15日には全国シルバー連絡協議会を通じて2度目の義援金を送る予定だと報告した。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif