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集荷場でビワの審査を行った |
初夏の風物詩、ビワの出荷が6日、海南市下津町仁義地区の集荷場で始まった。JAながみね下津びわ部会(長﨑孝史部会長、160人)では、朝から出荷作業に追われ、初日は計270・6キロを関西圏へ出荷した。
同地区は水はけの良い傾斜地を利用して明治24年からビワを栽培、全国有数のビワの出荷量を誇る。ことしの生産量は昨年より約10トン多い約160トンの見込み。昨年の雨の影響が心配されたが、糖度も11~12度と高くて甘い。大きさは昨年より大粒は少ないものの例年並み。
品種は「茂木ビワ」がメーン。基本的に農薬を散布せず、袋掛けで害虫から守る。平均的なビワ農家で3月半ばごろから約4万袋をかぶせていく。出荷は今月末ごろまで。
甘くておいしいビワは「色が濃い」「表面の毛がすれていない」などで判断できるという。 長﨑部会長(62)は「東日本大震災で自粛ムードもあり、売れ行きが心配される。去年並みには販売したい。果汁たっぷり甘くてジューシーに仕上がったので、ぜひ多くの人に味わってもらいたい」と話している。
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