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さすまたの使い方にも課題が残った |
児童8人が犠牲になった大阪教育大付属池田小学校の児童殺傷事件から10年を迎えた8日、 岩出市水栖の市立上岩出小学校 (安居良高校長、 児童643人) は岩出署の協力を得て不審者対応訓練を行った。
訓練では、 刃物を持った犯人役の警官が教室に侵入。 教員らは児童を逃がすと、 さすまたで応戦し、 取り押さえた。 訓練を終え、 署員は 「上半身も押さえること」 「犯人が持つ刃物をまず落とすこと」 などと教員の対応の課題を指摘。 そのほか、 道で不審者に声を掛けられた際に逃げる訓練も行った。
同事件発生当時、 各学校では不審者への対応訓練などが十分に行われておらず、 児童の避難が遅れ被害が拡大したとされている。 同校では事件以来、 不審者が侵入した際、 児童をまず避難させることを決めており、 この日、 全校児童が運動場に避難するまでかかった時間は4分ほどだった。 また、 不審者を刺激しないために校内放送で危険を知らせる隠語を作るなど、 対策を工夫している。 安居校長 (58) は 「子どもたちは時間がたつと忘れてくるので、 警察にも協力してもらい地道な訓練が大切」 と話していた。
県警によると、 ことし県内で確認している不審者による声掛け事案は5月9日現在22件で、 昨年1年間で確認した18件をすでに超え、 倍のペースで発生している。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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