2011年06月15日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

紀美野ホタル情報 ネットでリアルタイムに

紀美野ホタル情報 ネットでリアルタイムに

ホタル情報を届ける仕掛人たち (左から坂本会長、 北世話人、 福嶋事務局次長)

ホタルサイトを通じて観光客を呼び込み、 町の魅力を知ってもらおうと、 紀美野町内で観測したホタルの情報をインターネットユーザーで共有する取り組みが始まっている。 「いつどこでどれくらいのホタルが飛んでいたか」 がリアルタイムで分かる仕組みだ。 サイトは随時更新され、 現在約30件の観測情報が報告されている。

同町商工会とみさと天文台友の会の共催企画。同町ではおととしにホームページを通じて、現地のホタル情報を掲載してきたが、見る人によってタイムラグが出てしまい、生のホタル情報が届けにくかった。

そこで昨年、みさと天文台や友の会が協力し中継ページを制作。誰でもネットを使えば位置情報などを発信・報告することができ、それを見てホタル狩りに利用することができる。

ことしは3日から観測を開始。報告も徐々に増え始め、毛原や真国、国吉辺りで多く観測されている。さらに昨年は文字情報だけだったが、ことしは友の会世話人北秀臣さん(58)が、検索エンジン「Google」(グーグル)が提供する地図情報サービス「グーグルマップ」を利用し、ホタルの位置を1カ所ずつ地図に入力。天文台マスコットキャラ「レオ君」がホタルの居所の目印になっている。数は「1~10匹」「10~20匹」「20~40匹」「40~100匹」「100匹以上」の5段階で表示。より多い段階になると、レオ君のしっぽが明るく光るように作られており、 一目見ただけで分かりやすい地図に仕上がっている。

観測は主に毛原宮に住む友の会会長の坂本泰啓さん(52)が担当。通勤がてらホタル情報を更新するなど張り切っている。町商工会の福嶋英孝事務局次長(54)は「大勢の人に情報をいただき、ホタルを見てもらいたい。見に来る時は夜なので、 十分注意してほしい。 危ないところまで絶対に見に行かないなどマナーも守っていただければ」 と呼び掛けている。 問い合わせは、 同天文台 (TEL073・498・0305、報告ページhttp://hotaru.misate n .org/)へ。





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