|
|
「二丁目応援団」加盟店に張られるポスター(16日、金陵苑前) |
「二丁目に行こら」が合言葉だった昭和30、40年代ごろのにぎわいを取り戻すために、和歌山市本町のぶらくり丁周辺の飲食店の経営者が集まって16日、「二丁目応援団」を結成した。まずは各店共通のスタンプカードを作って、二丁目に人を呼び込む作戦を展開する。
焼肉店 「金陵苑」の李秉吾さん(46)と「ホルモン夢」 の岩西俊治さん(49)の2人が発起人。 「二丁目の熱い店主たちが出した発想。個人の力には限界があるから、地域全体でよくなっていこうということ」と事務局の西祥文さん(45)は説明する。スタンプカードは20日から、加盟店(現在11店舗)で随時スタートする。
スタンプは500円ごとに1個押し、1万円で 満タン。それを加盟店で提出すれば500円相当のサービスを受けることができる。李さんは 「みんなで力を合わせて人を集め、二丁目を活性化したい」 と力を込める。
かつての二丁目には丸正百貨店や大丸、映画館など買い物や娯楽の中心となるものがあり、商店街内は手を伸ばすスペースがないほどの買い物客で溢れていた。しかし、最近では郊外に大型店ができるなどの影響で客足が遠のいているのが現状だ。
しかし、二丁目にはさまざまな飲食店があり、料金も良心的な店が多いという。食べ歩きや飲み歩きには絶好の場所だ。西さんは 「実はかなり熱いエリアになりつつある。このスタンプカードが起爆剤になれば」 とし、「どこかで食事をし、満タンになったカードでコーヒーなどを飲んでくれたら」と話している。
|
00.社会 - 同カテゴリの記事
|