2011年06月20日

03.スポーツ

那賀女子団体が創部初の全国へ 高校総体柔道

和歌山県高校総体柔道競技の部

団体Vのメンバー(左から川嶋、田广、津本)

今月4日から白浜総合体育館で開かれた県高校総体柔道競技の部で那賀高校の津本春菜(17)が女子個人52キロ級で連覇。 団体では、 女子が創部9年目で男女合わせて初となる優勝を飾り、 全国大会の切符を勝ち取った。

昨年の全国大会で初戦敗退した津本は、 今大会に昨年のリベンジとお世話になった人たちのためにも絶対に全国大会へ行くという強い気持ちで臨んだ。 シードの津本は順調に勝ち上がり、 迎えた決勝戦で箕島の畑中涼花と対戦。 2人は小学時代から同じ道場で練習を積んでいた間柄。 手の内を知っている両者の戦いは、 津本が足払いなどで技あり2つを獲得。 残り時間を十分に残して合わせ一本で連覇を達成した。 津本さんは 「練習量では絶対負けてない自信があった。 連覇できて一段落です」 と笑顔で振り返った。

団体戦は、 準決勝で那賀が一番警戒していた箕島と対戦。 気持ちを一つに2勝1敗で制し、 優勝に王手をかけた。 決勝の相手は熊野。 試合は1勝1敗1分けの代表戦に突入し、 那賀はエース津本に勝敗を託した。 相手は個人78キロ級3位の垣内裕香。 体重差で約20キロ上回る相手に引けを取らない組み手で攻めた津本は、 判定勝ちを収めチームをインターハイに導いた。

次鋒の田广紗早さん(17) は 「今大会は申し訳ない気持ちでいっぱい。 迷惑をかけた分全国大会で頑張りたい」 とし、 大将の川嶋希さん(16)は 「先輩たちの足を引っ張らないように頑張りたい」 と話した。 優勝に大きく貢献した津本さんは 「優勝できたのはうれしかったけど、 内容に満足できなかった。 全国大会では、 初戦突破を目指す」 と意気込んだ。





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