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全試合1点差で勝ち抜き優勝を飾った貴志ナイン |
第42回県スポーツ少年団総合競技大会軟式野球の部決勝が18日、 日高川町の南山スポーツ公園で行われ、 和歌山市代表の貴志が、 日高地方代表の松原を1―0で破り13年ぶり2回目の優勝を飾った。 豊富な投手陣を誇る貴志は、 初戦からの4試合をエース樋尻と成長著しい中川を、 それぞれ2試合先発させる西田監督の采配(さいはい)がズバリ的中。 両投手の力投で準決勝までわずか2失点、 全て1点差で制し臨んだ決勝でも、 中川の適時打で挙げた1点を、 樋尻が無安打完封で守り抜いた。 貴志は7月2日から和歌山市が会場となる全国スポ少交流大会近畿ブロック予選に出場する。しんぽう写真館はこちらから
◇決勝
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
貴 志 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
松 原 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2日間にわたった大会日程に合わせて、 貴志は樋尻、 中川の両投手が一日1試合ずつ完投。 決勝に先立っての準決勝では、 2回戦で11三振を奪った中川が、 4回に1点を失ったものの、 安楽川打線から9奪三振とパワーで抑え2―1で振り切った。
樋尻がマウンドを任された決勝も、 序盤から両チームの堅守がさえスコアボードにゼロが並んだ。 走者は出すがあとの1打が続かなかった貴志は6回、 右前打の奥を竹田が送り1死2塁と攻め、 中川が鮮やかに右中間へ適時打を放ち、 待望の1点を先制した。
速球を武器に3回までに5三振を奪った樋尻は、 4回に味方の失策で走者を許したが、 落ち着いた投球で後続を打ち取った。 1点をリードした6回には3者連続三振、 最終回も2死から出した初四球の走者に2塁を踏ませず、 無安打11奪三振で松原に反撃のすきを与えなかった。
貴志は決勝までの4試合で樋尻、 中川両投手合わせて36奪三振と強豪相手に抜群の投手力を発揮。 勝負強い打線とともに、 地元開催となる近畿予選でも活躍が期待される。
貴志の西田監督は 「2試合ずつの起用に両投手がよく応えてくれた。 打線もチャンスを逃さずチームワークの勝利だ。 コーチや保護者、 選手を支えてくれる多くのみなさんの協力に感謝し、 近畿大会でも全国を目指して頑張る」 と意欲を示した。
【貴志ナイン】 監督=西田嘉平▽コーチ=鈴木明夫、 西林昭二▽主将=中川虎大▽選手=樋尻航輝、 稲垣朋弥、 石井悠斗、 竹田光希、 湯川祥吾、 奥颯人、 宮本優衣哉、 甘木海真、 栗本裕矢、 笠原健人、 高橋龍生
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