2011年06月29日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

幻のハモ丼に舌鼓 海南市民らが試食会

ハモ丼

好評だったハモ丼

ハモ料理で地域おこしをしようと、 海南市下津町の市民団体 「下津DHCクラブ」 (橋爪道夫事務局長) は、 同町戸坂海岸の日本料理店 「芳月」 (浜端業芳店主) で初めて交流会を開いた。 下宏副知事、 地元選出の尾崎要二県議会議員、 クラブ会員ら18人が参加し、 「ハモ丼」 など旬の味覚に舌鼓を打った。

湯浅町のシラス、 有田市のタチウオなど地域ごとの自慢の魚がある中、 戸坂のハモももっと知ってもらおうと企画した。

メーン料理は 「ハモ丼」。 店では普段、 すしや天ぷら、 刺身などの1万円のハモコース料理を出しているが、 ハモ丼はメニューにはない。 出していたころもあったが、 手間が掛かり、 焼きたてを食べないと本当の味が楽しめないことから幻のメニューになっていた。

今回は試食を兼ねた地域おこしの勉強会として特別に浜端さん (60) が腕によりをかけた。 「究極の丼」 といい、 照り焼き用に分厚い約1キロの大物を使用。 丹念に備長炭で香ばしく焼き上げた。 その日に水揚げしたハモだと軟らか過ぎるため、 2日間低めの温度のいけすに入れることで、 身が締まっておいしくなるという。 丼のほか吸い物、 卵、 キモ、 浮き袋、 すしなどが出された。 参加者からは 「照り焼きは歯応えと軟らかさがあって大変おいしい」 と好評。 うな丼よりも脂身が少なく、 さっぱりとした味が女性陣にも人気だった。

浜端さんは 「照り焼きは誰にも負けない。 店でメニューとして出すのは難しいが、 きょうは旬の味を楽しんでもらえて良かった」 と笑顔。 同クラブは 「今後も下津町の料理組合などとコラボして活性化に向けた取り組みを進めていきたい」 としている。





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