2011年07月05日

02.政治・経済

「うまい」コラボ サントリーと和歌山県など協定

申し合わせ書に調印し「ザ・プレミアム・モルツ」で乾杯する各団体代表(左から細川会長、中西県農理事長、仁坂知事、荻野本部長、糠県漁連会長) - 「うまい」コラボ サントリーと和歌山県など協定

申し合わせ書に調印し「ザ・プレミアム・モルツ」で乾杯する各団体代表(左から細川会長、中西県農理事長、仁坂知事、荻野本部長、糠県漁連会長)

サントリービア&スピリッツ(東京、田中保徳社長)は、県とJA県農、県漁連、紀州うめどり・うめたまご協議会と連携し、うめどりや熊野牛、桃、マグロなどの県産品を県内外にPRする取り組みを始めた。同社のビール「ザ・プレミアム・モルツ」とタイアップし、旅行会社も巻き込んで販売促進キャンペーンを展開。ビールに合う県内の産品を売り込むことで、双方の消費拡大と知名度アップを目指す。


PRする第1弾は「紀州うめどり」。和歌山市内を中心に同社のビールを取り扱っている飲食店100店に、ちょうちんやポスターなど販促ツールを配ってPRするとともに、今月26日には決起大会も開催。ビールに合ううめどりの調理法をセミナー形式で伝え、意思の統一を図る。秋以降には那智勝浦産の生マグロを使用して、同様の取り組みを展開していく。
また、白浜町内の8ホテルでは9月から来年2月まで、旅行会社とコラボレートして熊野牛やクエ、近大マグロなどを使用した創作料理が食べられる宿泊セットプランを提案。ツアー参加者にはビールをプレゼントし、県産品の知名度、旅行会社の売り上げ、プレミアムモルツの飲用者の、全てをアップする狙いだ。

さらに県外では、仁坂吉伸知事の意向もあり、全国展開している同社のグループ会社店舗で県産品を取り扱っていくと同時に、県産品フェアを実施。新聞や雑誌などの媒体、同社ホームページで『県×サントリー』のコラボ特集を紹介していく。

同社はことし4月、県内での売り上げ拡大を図ろうと、海も山もある食の宝庫の県に協力を打診。県側はサントリーのブランドと販路に乗っかることで、県外で産品の知名度を上げられることで今回の協定の調印に至った。

4日に和歌山市のホテルアバローム紀の国で調印式があり、仁坂知事、JA県農の中西和弥代表理事理事長、県漁連の糠善次代表理事会長、紀州うめどり・うめたまご協議会の細川清会長、サントリービア&スピリッツ(株)の常務取締役近畿営業本部の荻野義明本部長が申し合わせ書に調印。仁坂知事は「和歌山はおいしいものがたくさんある。我々のリーチの及ばない県外でサントリーさんが協力してくれれば」と期待、荻野本部長は「この事業を展開するのはどうしても和歌山、最初から和歌山だと思っていた」と県内での双方の売り上げ拡大に、自信をのぞかせていた。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


02.政治・経済 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif