2011年07月12日

00.社会

ほうじ茶の冷麺は? 新商品開発で意見交換

紙にアイデアを書き、貼り出す生徒ら - ほうじ茶の冷麺は? 新商品開発で意見交換

紙にアイデアを書き、貼り出す生徒ら

和歌山市砂山南の県立和歌山商業高校(宮下和己校長)と行政、企業が協力して新商品の開発などを行う本年度の「第1回産学官交流会」が11日、同校で開かれ、2年生81人が7つのテーマに沿って各企業と意見を交わした。商品は11月の「ふれあい祭」での販売を目指す。

同校と市まちおこし推進課、市物産振興協会に所属する企業11社が一体で商品開発を目指す体験型授業。3年前に始まった選択科目「和歌山のビジネス」の一環。

昨年度のテーマは「和歌山の魅力を伝える名物をつくろう」の一つだけだったが、本年度は各企業がそれぞれ違ったテーマを持ち寄り、新商品の開発▽和歌山のロールパンを作る▽和歌山産の素材を使ったTシャツのデザイン▽昨年度の交流会で作った「和歌ドラ」のマーケティングなど、幅広いテーマが集まった。特に新商品の開発は、実際に店舗での販売も視野に入れて実践的に行っていく。

この日、生徒らは各企業からテーマについて説明を受けた後、紙にアイデアを書いて出し合ったり、販売に協力してくれそうな店舗を挙げたりと積極的に意見交換。製茶会社(株)玉林園(本社=同市本町)の新商品開発を目指す班は、抹茶、ほうじ茶、煎茶など茶を使ったメニューを考え、「ラーメンにほうじ茶を練り込んだ冷麺」や「抹茶の肉まん」など、自由な発想を繰り広げていた。

同班の池尻翔紀君(16)は「お店と一緒にいい商品を作りたい」、同社営業部の三浦利也さん(28)は「名物の茶を使って勝負したい」と両者とも意気込んでいた。





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