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ミンサーで大豆と米をつぶしておけに入れる作業員ら |
お盆を控え、紀美野町毛原宮のJAながみね美里農産加工所で、主力商品である進物用の金山寺みそや田舎みその製造が最盛期を迎えている。
みそは国産の米、大豆、塩のみを使用。それらを混ぜ合わせ、発酵を促す「種みそ」を加えて一晩寝かした後、専用のミンサー(肉や野菜などをミンチにする道具)でつぶす。次に大きなおけに入れ、貯蔵庫で約半年間寝かせて完成させる。
同加工所は昭和58年に旧美里農協女性会が一村一品運動の一環で中学校の廃校舎を借り、金山寺みそを作ったのが始まり。近年は地産地消を進めようと、海南市下津町と紀美野町の特産品を組み合わせた「ちりめん山椒」を開発。「フキのつくだ煮」「山椒のつくだ煮」「きゅうり漬け」など新商品の開発にも力を入れている。関西圏に出荷され、同JAのとれたて広場(同市重根)でも販売している。
同加工所の芝崎修所長(53)は「常に新商品の開発が必要。地場産の農産物を使い、付加価値を高める加工に努めていきたいです」と話している。
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05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事
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