海南駅前で初のコンサート　県警音楽隊

県警音楽隊の 「たそがれコンサートin海南」 が26日、 海南市名高のJR海南駅前で開かれた。 音楽で地域を盛り上げようと、 海南地区警察官友の会 (山名正一会長) が初めて企画。 駅の利用者や親子連れら約500人でにぎわい、 夕涼みをしながら迫力のある演奏を楽しんだ。

コンサートはカラーガード隊の演技で始まり、 NHK大河ドラマ 「江~姫たちの戦国」のテーマや、 「キャンディーズ・メドレー」「ヘビーローテーション」 など、 なじみのある11曲を演奏。 幼児向けアニメの曲もあり、 子どもたちも手拍子したりして盛り上がっていた。

また曲間には市内での交通事故や犯罪の発生状況が紹介され、 山名会長 (68) は 「市民に音楽を楽しんでもらい、 思い出をつくり、活性化につながれば。 これからも年に一度は開いていきたいですね」と話していた。

同隊は昭和38年3月に創設。 昭和47年から同コンサートを続け、夏の風物詩として親しまれている。 同隊は地域安全運動などの啓発活動をはじめ、 各種イベント、 小中学校での音楽鑑賞会への出演など、 年間約100回の演奏活動を行っている。