2011年07月28日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

ことしの文字は「絆」 竹房橋下の万燈会

ことしの文字は「絆」 竹房橋下の万燈会

笠野さんが書いた 「絆」 を持つ大井会長

水難事故で亡くなった人や戦没者を追悼する 「平和と慰霊の祈り・万燈会」 (百合山の自然と遺跡を生かす会主催) が終戦記念日の8月15日午後7時半から、 紀の川市竹房の竹房橋下河原で開かれる。 毎年、 河原にたくさんの灯籠 (とうろう) を並べて巨大な一文字を描いており、 ことしは東日本大震災を受け 「絆」 に決めた。 同会の大井一成会長 (73) は 「家族の小さな絆から、 世界平和の願いを込めた大きな絆まで、 あらためて大切にできる会にしたい」 と話している。

同イベントは、 同河原付近で水難事故が相次いだ10年前に始まり、 ことしで10回目。 まだ紀の川に橋がなかった大正4年9月8日、 渡し船の転覆で命を落とした県立粉河高等女学校の生徒9人への追悼の意も込める。

当日はペットボトルで作った灯籠700基を河原に並べ、 縦60メートル×横40メートルの文字をつくる。 毎年、 文字の基になる字を書き上げている日展会友の書道家、 笠野崇法さん (70) は 「絆の持つ意味を大切にし、 字の重みを出すために糸偏をしっかり太く書いています」 と話している。 オープニングでは、 津山流尺八楽会・竹琳軒大師範の斉藤釈山さんらによる鎮魂の尺八、 琴の演奏もある。 点火は一般の人も参加可能。 雨天中止。 問い合わせは大井会長 (TEL0736・77・3891)。





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