耐震工事前に黒江小が引っ越し

海南市船尾の市立黒江小学校 (丸谷泰規校長) の耐震工事が8月1日始まる。 完成は来年11月末ごろを予定。 工事期間中は近くの旧第一中学校を使う。 このほど育友会の協力で机やいす、 教材など全ての荷物が運ばれた。

少子化などの影響で旧第一中と旧第二中はこの春、 海南中学校として統合された。 海南中は旧第二中の校舎を使っており、 空いた旧第一中の校舎を黒江小が使うことになった。

この日は朝から保護者、 自治会のメンバーら約100人が参加。 教室数が足りなかったため被服室や音楽室も教室として活用した。 約17教室分の机やいす、 教材などを移動させ、 重い荷物はバケツリレーで運ぶなど協力しながら、 児童たちの新しい学習環境を整えた。

育友会の中山佳子会長 (46) は 「新しい環境に早く慣れて元気に育ってほしい。 9月からの登校は国道を渡ることになるので危険になる。 育友会として安全面にも十分気を付け、 子どもを見守っていきたい」 と話していた。