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大橋市長と握手する湯元兄弟 (右が健一さん、 左が進一さん) |
9月にトルコで開かれるレスリングの世界選手権に出場する和歌山市出身の湯元健一、 進一 (26)の兄弟選手(双子) が29日、 市役所の大橋建一市長を訪ね、 大会での活躍を誓った。 ロンドン五輪の日本の出場権が懸かった大会だけに、 湯元兄弟は 「五輪につながるように全力で戦いたい」 と抱負を述べていた。
北京五輪銅メダリストの兄・健一選手 (60キロ級) は、 全日本選手権と全日本選抜選手権で優勝、 弟・進一選手 (55キロ級) は全日本選手権で優勝したが、 全日本選抜選手権で敗れ、 世界選手権出場権を懸けたプレーオフで勝利した。
大橋市長は 「来年の五輪に向けて大きな意味を持つ大会。 開催国のトルコは和歌山と縁のある国だから、 ホームだと思って戦ってほしい」と激励。 大江嘉幸教育長は 「2人は公立の学校に通う子どもたちの憧れ。 ぜひ世界で羽ばたいてほしい」 とエールを送った。
恩師で和歌山工業高校レスリング部顧問の山路明さん (57) は 「2人は世界でも五指に入る実力者。 きっとやってくれます」 と話し、 健一選手は 「和歌山の人に、 地元の人間が世界で戦っているところを見てもらい、 勇気を与えることができれば」。 進一選手は 「子どもたちの目標になれるように、 選手権で金メダルを獲得したい」 と力強く話した。
世界選手権では5位以内に入れば日本の五輪出場権を獲得。 メダルを獲得すると、 自身の代表権を獲得するために必要な3のうち、 2が与えられる。 12月以降に開かれる3つの国内大会で優勝すれば1付与されるため、 選手権で3位以内に入り、 その後国内大会で一度でも優勝すれば五輪出場が決まる。
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